後遺障害診断書が後遺障害等級認定を左右する理由|確認すべきポイントとは?

後遺障害診断書とは?

後遺障害診断書とは、交通事故による治療を続けても症状が改善せず、「症状固定」と判断された後に、主治医が作成する診断書です。

この診断書には、

  • 現在残っている症状
  • 症状が残っている部位
  • 可動域の制限
  • 神経学的所見
  • 画像検査の結果
  • 日常生活への影響

などが記載されます。

自賠責保険では、この診断書を重要な判断資料として後遺障害等級認定の審査を行います。

なぜ後遺障害診断書が重要なのでしょうか?

後遺障害等級認定では、

「痛い」
「しびれる」

と本人が感じていても、それだけで等級が認定されるわけではありません。

審査では、

  • 医学的な裏付け
  • 客観的な検査結果
  • 診断書の記載内容

を総合的に判断します。

つまり、症状を適切に伝える診断書でなければ、本来認定される可能性がある後遺障害でも十分に評価されないことがあります。

確認しておきたいポイント① 症状が具体的に記載されているか

診断書には、

  • 痛み
  • しびれ
  • 可動域制限
  • 感覚異常

などが具体的に記載されていることが重要です。

例えば、

「頚部痛あり」

という簡単な記載だけではなく、

「右上肢へ放散するしびれを伴う頚部痛」

など、症状が具体的に記載されている方が、症状の内容をより正確に伝えることができます。

確認しておきたいポイント② 画像検査との整合性

MRIやCTなどの画像所見と診断書の内容に矛盾がないかも重要です。

例えば、

  • MRIでヘルニアが確認されている
  • 神経根の圧迫が認められる

にもかかわらず、その内容が診断書に反映されていないケースもあります。

画像資料と診断書の内容に整合性があることが望ましいといえます。

確認しておきたいポイント③ 可動域や検査結果が記載されているか

関節のケガなどでは、

  • 可動域測定
  • ジャクソンテスト
  • スパーリングテスト
  • 握力測定

などの検査結果が重要となる場合があります。

必要な検査結果が診断書へ適切に反映されているか確認しましょう。

確認しておきたいポイント④ 日常生活への影響が伝わる内容になっているか

交通事故後、

  • 長時間歩けない
  • 重い物が持てない
  • パソコン作業がつらい
  • 家事が困難

など、日常生活や仕事への影響がある場合には、それらが診断書や補足資料に反映されることが望ましい場合があります。

「書き直してください」と言ってもよいのでしょうか?

診断書の内容について疑問がある場合は、主治医へ確認や相談をすることは決して珍しいことではありません。

ただし、事実と異なる内容を記載してもらうことはできません。

症状や検査結果が正確に反映されていないと感じた場合には、主治医へ丁寧に相談し、必要に応じて補足をお願いすることも一つの方法です。

行政書士へ相談するメリット

行政書士は医師ではありませんので、医学的な判断や診断書の内容を変更することはできません。

しかし、

  • 診断書の記載内容を確認する
  • 提出資料との整合性を確認する
  • 必要な医療資料を整理する
  • 被害者請求に必要な資料を整える

など、後遺障害等級認定に向けた手続きをサポートすることができます。

こんな方はご相談ください

次のようなお悩みがある方は、一度ご相談ください。

  • 後遺障害診断書を書いてもらったが内容が不安
  • 症状が十分に記載されているか分からない
  • MRI画像も提出した方がよいのか知りたい
  • 保険会社へ提出する前に確認してほしい
  • 被害者請求で申請を考えている

まとめ

後遺障害診断書は、後遺障害等級認定を受けるうえで最も重要な資料の一つです。

診断書の内容が不十分であれば、本来認定される可能性のある後遺障害が適正に評価されないこともあります。

症状固定後は診断書の内容をよく確認し、必要な資料を整えたうえで申請を進めることが大切です。

不安がある場合は、提出前に専門家へ相談することをおすすめします。

お問い合わせ

行政書士事務所 タニコー では、

  • 後遺障害診断書の内容確認
  • 必要資料・医療資料の収集支援
  • 被害者請求サポート
  • 後遺障害等級認定申請サポート
  • 異議申立てサポート

を行っております。

初回相談は無料です。

「診断書の内容を確認してほしい」「提出前に相談したい」「適正な後遺障害等級認定を目指したい」という方は、お気軽に 行政書士事務所 タニコー までお問い合わせください。