エンディングノートと遺言書は何が違うのでしょうか?
終活を始めようと考えたとき、
「まずはエンディングノートを書こうかな。」
という方が多くいらっしゃいます。
一方で、
「遺言書も必要なの?」
という疑問を持たれる方も少なくありません。
結論から申し上げると、
エンディングノートと遺言書は目的が異なります。
どちらか一方ではなく、それぞれの役割を理解して活用することが大切です。
エンディングノートとは?
エンディングノートとは、ご自身の情報や希望をご家族へ伝えるためのノートです。
法律上の決まりはなく、自由に記載することができます。
例えば、
- ご家族へのメッセージ
- 財産の一覧
- 銀行口座
- 保険契約
- 葬儀の希望
- お墓について
- 医療や介護についての希望
- SNSやインターネットサービスの情報
などをまとめておくことができます。
ご家族にとって、大切な「道しるべ」となるノートです。
遺言書とは?
遺言書は、ご自身の財産を誰へどのように引き継ぐかを法律上有効な形で残すための書面です。
例えば、
- 自宅は長男へ相続させたい
- 預貯金は子どもたちで均等に分けたい
- 特定の方へ財産を残したい
など、ご自身の意思を法的に示すことができます。
適切な方式で作成された遺言書には法的効力があります。
エンディングノートには法的効力がありません
ここが最も重要なポイントです。
エンディングノートに
「自宅は長女へ相続してほしい。」
と書いても、
法律上の効力はありません。
相続について法的に意思を残したい場合は、遺言書を作成する必要があります。
エンディングノートで伝えられること
法的効力はありませんが、エンディングノートだからこそ伝えられることがあります。
例えば、
- 家族への感謝の気持ち
- 人生を振り返った思い出
- 大切にしてほしいこと
- ペットについて
- 葬儀で流してほしい音楽
- 遺影写真の希望
などです。
これらは遺言書には書きにくい内容ですが、ご家族にとっては大切なメッセージになります。
エンディングノートと遺言書はセットで考えましょう
終活で最もおすすめなのは、
「エンディングノート」と「遺言書」の両方を準備することです。
例えば、
エンディングノート
- ご家族へのメッセージ
- 葬儀の希望
- 財産一覧
- 保険情報
- 医療・介護の希望
遺言書
- 財産の分け方
- 遺言執行者の指定
- 法的効力が必要な内容
このように役割を分けることで、ご家族も安心して手続きを進めることができます。
このような方は早めの準備がおすすめです
次のような方は、生前の準備を始めることをおすすめします。
- 60歳を過ぎた方
- お子様が複数いらっしゃる方
- 不動産を所有している方
- おひとり暮らしの方
- お子様のいないご夫婦
- 認知症への備えも考えたい方
- ご家族に負担をかけたくない方
早めに準備を始めることで、ご自身の意思をより確実に形にすることができます。
行政書士へ相談するメリット
終活には、
- 遺言書
- 家族信託
- 任意後見契約
- 死後事務委任契約
- エンディングノート
など、さまざまな制度があります。
どれか一つが万能というわけではなく、ご家族構成や財産内容、ご希望によって最適な組み合わせは異なります。
行政書士へご相談いただくことで、
- 現在のお悩みの整理
- 将来に向けた備えのご提案
- 各制度の違いのご説明
- 必要な契約書や書類の作成支援
- 他士業との連携
など、お客様一人ひとりに合わせた生前対策をご提案いたします。
まとめ
エンディングノートと遺言書は、どちらも終活に欠かせない大切な準備です。
エンディングノートは、ご家族への想いや希望を伝えるためのもの。
遺言書は、財産の承継について法的効力を持たせるためのものです。
それぞれの役割を理解し、必要に応じて家族信託や任意後見、死後事務委任契約も組み合わせることで、より安心できる生前対策につながります。
「まだ早い」と思われる方も、元気な今だからこそできる準備があります。
将来の安心のために、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ
行政書士事務所 タニコー では、
- 遺言書作成サポート
- 家族信託契約サポート
- 任意後見契約書作成
- 死後事務委任契約書作成
- 生前の相続対策に関する総合相談
など、お客様の将来への備えを総合的にサポートしております。
初回相談は無料です。
「自分にはどの制度が合っているのかわからない」「終活を始めたいが何から手を付ければよいかわからない」という方は、お気軽に 行政書士事務所 タニコー までお問い合わせください。
